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東洋経済『主婦に密かな人気、「日本語教師」は稼げるか 気になる時給とやりがいは?』

東洋経済_2015/05/12『主婦に密かな人気、「日本語教師」は稼げるか
気になる時給とやりがいは?』
URL> http://toyokeizai.net/articles/-/68954

 計420時間を修了すると、日本語学校などへの応募条件を満たす「有資格者」とみなされる。養成講座の期間は半年から1年というところが多く、費用は50万~60万円が一般的だ。

 日本語教師の時給相場は1500~1800円(スタート時)。リクルートジョブズが発表しているアルバイト・パートの募集時平均時給が960円(2015年3月度)、派遣スタッフ募集時の平均時給が1586円(同)であることを考えると「そこそこ」と言いたくなるが、実はそうでもない。日本語教師の時給はあくまでも、教壇に立つ授業時間に対して発生するもの。授業準備や授業後の採点、事務処理などにかかる時間は考慮されていないのだ。

 たとえば、日本語教師歴2年、40代のある女性の場合、4時間の授業に対して最低でも3~4時間かけて自宅で準備をするという。授業が終わったあとも1時間は引き継ぎ業務や宿題のチェックなどで学校に残る。そう考えると、実質的な時給は1000円以下ということになる。