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クローズアップ現代『若者もシニアも破産急増!?銀行カードローン』

クローズアップ現代_2017/04/12
『若者もシニアも破産急増!?銀行カードローン』
実は今回の銀行カードローンの問題。
今から10年以上前の、消費者金融問題と深くつながっているんです。
当時、消費者金融による3K。
これは、高金利、過剰な貸出、過酷な取り立てのことですが、これが社会問題化しました。
そこで2006年、貸金業法が改正され、利用者の年収の3分の1を超える融資を禁じる、総量規制などが導入されたんです。
ただ、このとき問題視されたのは、消費者金融だったため、銀行に規制をかけることはありませんでした。
その後、法律の狙いどおり、消費者金融からの貸出は減っていきます。
一方、銀行カードローンは膨れ上がって、2015年には、消費者金融からの貸出を上回りました。
そして去年、13年間減り続けてきた自己破産者の数が再び増加。
銀行は、不適切な貸出はしないんだと、こういう性善説にのっとった対策だと思っています。
消費者保護をちゃんと考えるならば、私は銀行に対しても総量規制をかけるべきだと。
当面は、信用保証会社は消費者金融会社ですので、消費者金融の貸出と消費者金融が保証するのを合わせて年収の3分の1に抑える。