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東洋経済『55歳「元週刊誌記者」が貧困から脱せない事情』

東洋経済_2017/10/06
『55歳「元週刊誌記者」が貧困から脱せない事情
 - フリーで食えず自己破産、生活保護受給者に -』
「医師からはフルタイムの就労は難しいと言われていると説明しても、(ケースワーカーは)働け、働けと脅すばかり。1度、街中ですれ違ったときに“お元気ですね”と声をかけられました。薬のおかげで何とか元気に見えているだけなのに……。それだけじゃない。精神保健福祉士と定期的に面談するよう言われたほか、服用している薬の名前を全部メモされたこともあります。収入があったときにその分を保護費から差し引かれる仕組みも納得できない。まるで搾取だと感じました」
ふと、この連載を通し、うつ病や双極性障害などを抱えた多くの男性に会ってきたことを思い出した。そこからうかがえるのは、問題が生じた途端、一気に貧困へと陥る、現代社会のセーフティネットの危うさだ。